【アートカレンダー】「今津景フラッシュ」東京・白金・山本現代(産経新聞)

 個展の「フラッシュ」というタイトルが示唆するように、画面から発するまばゆい光が印象的な油彩画の作品群だ。たとえば東京らしき都市の夜景を描いた「ジョイライド」。タワーや高層建築の中で、人が泳いでいたり、のんきに舟に乗っていたりする。どうやら街は水の中に沈んでいるようだ。大洪水に見舞われたのか。にもかかわらず、あちこちで炎のような光が立ち上がる。

 密集して建つ建物がオレンジ色の炎に包まれゆがんだ「オレンジ」、建物が崩壊し廃虚のような都市を見下ろした「フィクス・アンド・リリース」。恐ろしい光景のはずなのに、なぜだか不気味さはなく、むしろ明るく華やいでいる。虚構の光景だろうが、どこかで見たことがあるような…。

 今津景は昭和55年、山口県生まれ。ネットや雑誌などから得た自身の生活とはまったくかけ離れた写真などをあえてモチーフにして制作しているという。絵の具を執拗(しつよう)に塗り重ね、さまざまなイメージを複雑に交差させることで、手のぬくもりのあるリアリティーある世界を構築しているようだ。19日まで(日月祝日休)(和)

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